CDPの機能

CDP Instituteの情報を元にCDPに含まれる機能を整理しました。

基本機能

すべてのCDPが保持すべき機能

  • データ取り込み機能:オンライン、オフラインにかかわらず様々な形式のデータを取り込む機能
  • データ保持機能:詳細データを喪失することなくデータを保持する機能。入力データはCDPに保存されるときに形式は変更されますが、必要に応じて元データを再現できることを意味します。
  • データ永続機能:ユーザが指定する限りすべての入力データを保持する機能
  • 統一された顧客プロファイル管理機能:同じ人物に関連する全ての入力データが統一された顧客として紐付けされ管理される機能。
  • 個人情報管理機能:名前、住所、E-mail、電話番号などの個人情報をシステムが導入されるエリアのプライバシーやセキュリティの規制に応じて管理する機能。これには同意管理や業界標準に対する認証は含まれる必要はありません。
  • 外部アクセス機能:APIやクエリー等を介して外部システムが統一された顧客プロファイルの様々なデータにアクセスする機能
  • セグメント抽出機能:顧客セグメントを選択し、その条件で抽出された顧客の必要なデータと共に他のシステムへ送信する機能。選択条件と抽出には統一されたいかなる顧客プロファイルのデータを含むことができる。

データ管理機能

CDPデータの収集、準備、共有に関連する機能

  • スキーマフリーのデータロード機能:データ要素を事前に指定しなくても、任意の入力データを保存できる機能。要素にアクセスするために、保存後に要素を分類する必要がある場合があります。
  • リアルタイムデータロード機能:新しいデータをロードし、統一された顧客プロファイルを更新し、結果をリアルタイムで表示できます。開始から終了まで30秒未満で完了すること必要です。この要件には、他のシステムによるデータへのリアルタイムアクセスは含まれていません。
  • ユーザ自身によるデータ取り込み機能:ベンダーの支援なしにユーザの自技術スタッフが新しいデータソースを追加できる機能
  • エンドユーザによるデータ取り込み機能:技術者以外のユーザがコードを書いたり、技術的な支援を受けることなく新しいデータソースを追加できる機能
  • リアルタイムアクセス機能:APIやクエリを介して、他のシステムに統一された顧客プロファイルへのリアルタイムアクセスを提供する機能
  • オンプレミス環境への導入機能:クライアントが保有している独自のサーバにCDPを導入する機能

ID管理機能

どのデータがどの顧客に紐づける事に関連する機能

  • 永続ID機能:電子メールアドレスや電話番号などの個人識別子を、他の識別子の変更に関係なく、時間の経過とともに変更されない永続IDに紐付けます。 顧客プロファイルには、永続IDに紐づけられた任意の識別子からアクセスできます。 システムの外部で付与された永続IDを使用するCDPは、この要件を満たしていません。
  • 決定的紐付け機能:同じアカウントや同じデバイスで利用されるメールアドレスや電話番号のような確実に紐づけられる情報を用いてデータを永続IDに紐づける機能
  • 推定紐付け機能:2つのデバイスが同じ場所で同じ時間に利用されたというような情報を利用して同じ顧客のデータであることを推定して、それらのデータを永続IDに紐付ける機能

Webサイト機能

自社Webサイトに関連する機能

  • Webサイトタグ機能:顧客の行動をトラックするために自社Webサイトに埋め込むタグを発行する機能。データは永続IDに関連づける必要がありますが、ブラウザのクッキーやデバイスIDなどのように匿名となる場合もあります。
  • クッキー管理機能:自社Webサイトで発行されるブラウザーのクッキーを保持する機能。そのクッキーを永続IDに紐付けます。

モバイルアプリ機能

モバイルアプリに関連する機能

  • データ取り込みSDK:モバイルアプリからデータをロードするためのソフトウェア開発キット(SDK)

オフラインデータ機能

ダイレクトメールや小売店などのオフラインデータソースに関連する機能

  • 住所クリーニング機能:入力された住所を標準化、検証して保存する機能
  • 名前/住所の紐付け機能:表記の揺れや一部情報の欠落を保管し、異なる名前・住所レコード間で紐づける機能

BtoB機能

顧客が一般消費者ではなく法人である企業向けの機能

  • 法人レベルの顧客データ取扱機能:顧客である法人データとその法人に含まれる個人に対して別々のプロファイルを保持できる機能。分析やキャンペーン事項の機能はそれぞれのプロファイルに対して実行することが可能です。
  • 法人と個人の紐付け機能:法人に含まれる個人を会社名、住所、電子メールなどの情報を使用して紐づける機能。

分析機能

顧客データの分析機能

  • エンドユーザによるセグメンテーション機能:UIを利用して技術者以外がセグメントを作成し、エンドユーザが指定したスケジュールで他のシステムへ自動的に送信する機能。選択条件と抽出には統一されたいかなる顧客プロファイルのデータを含むことができる。
  • 手動予測機能:データサイエンティストがカスタム予測モデルを生成するための機能。SASやRなどの外部モデリングシステムへのコネクタは、この要件を満たしていません。
  • 自動予測機能:データサイエンティストが関与せずに、ユーザがカスタム予測モデルを生成するための機能。外部システムへのコネクタは、この要件を満たしていません。

エンゲージメント機能

顧客向けのメッセージ作成機能。実際の配信は通常、外部システムによって行われる。

  • 動的コンテンツ機能:事前に決められたルールや予測モデルを用いてパーソナライズされたメッセージを生成する機能。メッセージの生成には適切なテキスト、画像などを選択するテンプレートが利用されます。
  • リアルタイムメッセージ機能:APIやクエリを介して、リアルタイムで他のシステムに対してパーソナライズされたメッセージを提供する機能。メッセージには、おすすめの製品やマーケティング資料などがあります。お勧めの製品はCDPに保持されている顧客プロファイルに基づいています。
  • マルチステップキャンペーン機能:時間の経過とともに送信される一連のメッセージを使用してキャンペーンを実行する機能。メッセージは、キャンペーン中の顧客の行動に基づいて異なる場合があります。システムが顧客をあるキャンペーンから別のキャンペーンに誘導できる場合でも、単一メッセージキャンペーンはこの要件を満たしていません。
  • マルチチャネルキャンペーン機能:同じキャンペーン内の複数のチャネルにわたるメッセージを含むキャンペーンを実行する機能
  • クロスキャンペーン管理機能:複数のキャンペーンが同じ顧客に対して実行される場合、それらを考慮して最適なメッセージを選択できる機能。

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